旧暦5月5日端午節

日本では、新暦の5月5日を子供の日と定め、鯉のぼりをあげたり、カブト、
鎧や五月人形を並べて女の子のお祭りである「桃の節供」に対して男の子の
お祭り即ち「端午節供」としてお祝いをしますね。
中国では、春節(旧暦の1月1日)と同じくして、端午節も旧暦の5月5日
でお祝いします。会社や団体は祝日につきお休みとなります。

さて、端午はもともと中国大陸から由来するが、日本での風習とは大きく異
なる点がいくつかあります。
中国では、無病息災を願ってこの時期に、薬草を摘んだり、菖蒲をつけた酒
を飲んだりしたそうです。また、対象も男の子だけではなく女の子にも及び
ます。

菖蒲を用いるという事については、日本では菖蒲湯を沸かし特に子供たちを
中心にその湯につかるわけですが、その他、日本と中国の共通点ではもち米
で粽(チマキ)をつくり、親類縁者などに振舞い食すというのがあります。
共通する点と異なる点があるものの、いずれにしても端午節供はもともと
中国から渡来したものであるという事です。
詳しい事は、Wikipediaや駐日中国大使館のWEBベージをご覧になってくだ
されるとよろしいかと思います。

3年程前に私も中国でこの端午節に居合せた事がありました。
昼食で立ち寄ったレストランで、サービスで粽が振舞われたのですが、
醤油味のきいたもち米に、鶏肉、木の実、野菜、それに塩卵(卵を塩詰にした
もの)がぎっしり入っていて、日本人の口にも合いとても美味しかったでした。
多分昨日あたりは、横浜・神戸のチャイナタウンでも粽が売られてたのでは
ないかと思います。

まあ、健康がなにより一番です。
粽こそは食べませんでしたが、皆さんの無病息災を心からお祈りしたいと思います。