圧力?増元さんら、中国での意見交換が中止

北朝鮮による拉致被害者家族会事務局次長の増元照明氏が、中国の社
会科学院の研究者と拉致問題について意見交換する会合が中止になっ
たと報じておりました。

理由としては、「政治的に微妙な問題について静かな環境での話し合
いができなくなった。」というもので、中国政府の作用もなんとなく
見え隠れします。
今回の意見交換会で、増元さんは「北朝鮮に強い影響力を持つ中国に
よい刺激になる。マカオでも中国人2人が北朝鮮に拉致されており、
中国もこの問題に真剣に取り組んでもらえれば。」という事で、抱負
を語っていました。

中国と北朝鮮の、「抗美援朝」の血で結ばれた同盟関係の現われなの
か?単に北朝鮮を刺激したくないものなのかは定かではありません。

ただ、一方で、今北朝鮮が、地下核実験を行おうとしており、中国自
身も北朝鮮に対して強い懸念を表明している。

総合すると、非常にややこしい関係になっている事は確かであり、色
々な事が作用してしまったのだと思います。

国際的な更なる圧力は必要です。と、同時に、最近取り沙汰されてい
る日中間の関係改善も重要なテーマでもあります。