共同通信社平壌支局開設

共同通信社は、来月1日から、北朝鮮平壌に支局を開設する事を決定した
という事です。
北朝鮮の場合、友好国である中国の新華社、ロシアのイタルタス通信といっ
た旧東側陣営の国の常置支局がありましたが、最近アメリカのAP通信の子
会社である映像関連の通信社が平壌に支局を設置したと報じられたばかりで
した。

ただ、いわゆる西側の通信社で子会社ではない、「本体」レベルの通信社で
ある、「共同通信社」が平壌支局を設置するという事は、始めててあると同
時に非常に画期的と言えば画期的です。

ただ、常駐で日本人の記者は置かず、現地採用要員を置くとの事。管理に関
しては、共同通信中国総局の管理の下行い、必要に応じて北京と東京から特
派員を置くという形をとるという事です。

自由に取材活動が出来るわけではないのでしょうが、今まで殆どが、
平壌朝鮮中央通信」、中国要人が訪朝したときは、「平壌新華社」で
配信される事がありますが、北京経由になるとはいえ今後「平壌・共同」
で新聞紙上に印刷される可能性も出てきたわけです。

マスコミ報道が政治利用される事はあまりよろしい事ではないのですが、
国交の無い国ですから、何らか中継パイプ的な役割ももってもらいたいで
すね。ただ、この前のミサイル発射騒ぎで、日本は色々北朝鮮に対して
制裁処置を行っているわけですが、北朝鮮側はこのように共同通信社を受け入れ
たわけで。意図とするものはなんなのかはあかりませんが。
まあ、泣く子も黙る共同通信ですから、そうやすやす丸め込まれる事も無いのだ
ろうとおもいますけど、、、、

今両国間である問題を早急に解決し、平壌に日本政府利益代表部、もしくは
平壌日本大使館が設置できるような関係になってもらいたいです。