中国甘粛省、黄砂で死者!

とにかく、今年の黄砂は規模が大きいようです。勤務先の近所の
ガソリンスタンドの従業員に話しを聞いたら、最近洗車機がフル
稼動状態で結構順番待ちが多いという事。理由は黄砂だそうです。

新聞報道によると、黄砂の源の甘粛省では砂嵐が発生にそれに播
き込まれ亡くなった方がいたり、内蒙古自治区では呼吸器異常を
訴える人が急に増えたとか。
海を越えて韓国・ソウルでも黄砂による被害が深刻で、地元メデ
ィアも「黄砂テロ」と表現しているみたいです。

かなり深刻のようですね。
東京地方でも今日は雨が降っておりましたが、一番いいのはとにかく
雨が降って空気を浄化してもらう事なのですが、なまじか中途半端に
降る雨では単に空気中にある黄砂の粒子を含んで汚れた雨水が色々
なところに付着するだけです。沢山の量が降らない限り意味がありま
せん。

早速、北京オリンピックの際に黄砂は大丈夫なのかという、意見がち
らほら聞こえ出しているようですが、中国当局としては植樹の効果
が2008年には現れるだろうから大丈夫だと訴えています。
しかし、中国の砂漠化は深刻で、工場から出る排気、排水などを
もっと制限する必要があります。中国以外の国が、製品作りを中国に
多く依存し中国では工場が沢山建ちました。即ち、これは中国だけの
問題ではなく、要因的には、日本、アメリカ、EU各国の経済先進国
の責任もあると思います。地球的規模で、中国の砂漠化、とりわけ
黄砂の問題について真剣に考えて行く必要性はあると思います。