中国20年以内にボ社から2600機購入!

今、航空機生産業界において中国が一番のビッグバイヤーである
事は先だってもここのブログでも触れましたが、アメリカを訪問
している、中国の胡錦涛主席はシアトルのボーイング社工場をお
とずれ、演説をおこない、今後、米中両国がお互いに利益をもた
らす手本となるべき、、、」と述べました。

胡主席訪米前に、すでに中国高官が、今後20年以内に、中国が
ボーイング社から2600機の旅客機を購入する事を約束。
貿易摩擦が何かと問われる米中関係においてそれを少し和らげる
効果をもたらしたと、言われています。

それにしても、凄い発注量です。

前回、カーボン素材を使った生活雑貨製品が材料の不足でにっち
もさっちもいかないという話しをしましたが、このニュースを聞いて
しまうと今後も引き続きカーボン素材は足りない状況に陥ると
「確信」しました。
はやり、東西冷戦終結後、この地球上の2大国は、かつてのソ連
アメリカから、中国対アメリカになったという事も感じましたね。
中立公平な立場を宣言している当ブログですから全く「ヨイショ!」
しているわけではないのですが、ロシアにもEUにも北朝鮮にもアメリ
カにも顔の利く胡錦涛さんの底力といいますか、それは凄いものだなと
思います。

一方、マイクロソフト社のビルゲイツさんのお宅で会食もされたそう
で、これは今中国で問題になっている、知的所有財産(著作権)で、
ウィンドウズのコピーが出回るという事で、今後中国がこの問題に
ついて真剣に着手するという意思表示をなしたという現れです。

一連の行動を見てて思うのですが、これが「ネゴシエーター」として
の仕事なんでしょうねえ。ビジネス下手な私にしてみれば、凄いという
言葉しか出てきませんわ。

とにかく、日本では靖国問題をいまだ抱えたままです。だから、中国
国家主席が訪問するという事は現段階ではまずありえないわけですが、
国民同士は仲良くかつ切磋琢磨して頑張っているのですから、上の方々
もこういった現場の状況を充分に理解してもらいたいものです。