中国でワインブーム

TBSニュースiで、「中国で空前のワインブーム」と報じています。
実のところこのニュースを見た時今更ながらというのもありましたし、
一頃の日本におけるワインブームでもソムリエの田崎氏も、ワイン好き
女優で有名な川島何某もなぜ中国ワインを紹介しないのかなという、
疑問の念もありました。

中国の仕事をし始めた5年ほど前から、現地で食事時にワインに遭遇する
事は多々ありました。脂っこい中華料理というと紹興酒が口の中で中和
してくれて、更に食も進むと言われますが、ワインとの組み合わせもなか
なかのものです。私が遭遇した中では殆ど、赤ワイン(紅葡萄酒)でした
が、銘柄的には、長城ワインと言われるものがポピュラーでした。
お肉料理にも魚料理にも、どちらにもワインは合い、本当に食が進みまし
たね。

天津あたりが名産とされますが、最近に和かに注目されているのは
あの「阿拉木汗」で有名な新疆ウイグル自治区産のワインだそうです。
気候的にぶどうが生育しやすい為に、前々から中国でこのエリアは一番
ぶどうが生産されるところとして知られているのですが、中国国内の需
要のみならず、フランスやカリフォルニアに負けないワインとして世界戦
略も充分に考えているようです。

この前、北京に行った時、同行の家族連れの人が近所のスーパーに行き
たいのだが、一緒に付いて来てもらいたいと言われ、一緒にホテルの近
所のスーパーに言ったのですが、ワインコーナーがあり、中国国内外の
ワインが並んでました。ヨーロッパ製が80人民元から120人民元
対して、中国ワインは45−50人民元と当然リーズナブル。
まあ、騙されて買ったとしても痛い値段でもないし、いや、結構味は
折り紙付きです。早速その家族のお父さんが買って行かれました。

長城ブランドだったので、多分問題はないと思いました。

これからも日本の中華料理店でも紹興酒に並んで、中国ワインが置かれ
ると思いますが、もしありましたら是非ともオーダーしてみてください。
中華料理店以外でも、普通に並ぶのもそう遠くないでしょう。

ぶどうのワイン以外にも中華食材店にいくと、色々なフルーツワインも
ありますから、是非ともそれらもお楽しみ下さい。