ユーラに告ぐ

金正日総書記が、どうも隠密裡に中国にいるそうだ。
中国外交部のスポークスマンである孔泉さんは、それを否定もしていない。
というか、孔泉さんは元来いとも簡単に顔色に出てしまう人でして、あの記者
会見での笑みは「金正日さんは居ますよ。」と言っているようなものだった。

かつて訒小平さんが、金正日さんを中国に招き、「貴国もわが中国のように市
場を開放していった方が、国際的にも人民のためにもいい。」といったそうだ。
しかし、まだ若かった金正日さんは「煩い!じじい!」とばかりにその話に上
の空だった。怒った訒小平さんが、平壌にいる偉大な親父こと金日成さんに
「おめえのせがれはなっちょらん!」と電話をしたそうだ。
金日成さん在りし日の北朝鮮。いわゆる主体思想(チュチェ)とか一身団結と
か言っても、産業と市場が発達しなければ国を治める事は出来ない。
訒小平さんの残した言葉から、金日成さんは「やっぱし、ウリナラも中国に見
習って開放路線を歩むニカ?」と別荘で悩んだそうだ。で、せがれを呼んで
「パパはな、これから、路線を変えるニダ!」と言ったそうだ。
しかしせがれは「パパなんて事いうの、ウリナラは僕たちキムファミリーのも
のじゃないか。今更ら何て事いうの!」と逆上したとか。
数ヵ月後に予定されていたという金日成さんの歴史的大演説を待たず、別荘で
息を引き取った。それが、自然死なのかそうでないのか?
あのころ韓国国防部がそれをめぐってデフコンレベルを上げたという話は言う
までもない。

訒小平さんの名言の中に「白い猫でも黒い猫でもねずみを捕まえる猫は良い猫
だ。」まさに、中国の開放政策の根幹はこの言葉につきるのだ。

この時期になって、金正日さんは、訒小平さんの残した言葉の意味がようやく
わかったのか。それで、胡錦涛さんにはにかみながらも泣きついているのか?

シンセン、広州にも居るという話ですが、シンセン来たたなら私が案内して差し
上げたでしょう。ハイ。
だけど、この前の大爆発の件じゃないけど、彼が動くこと自体は危険ですよな。
なんの罪の無い中国の人を巻き込むような事はしないで下さい。

何かがあるのでしょう。それが拉致問題の解決にも繋がってもらいたいものだ。

以上、ユーラに告ぐ