圧巻！胡錦涛氏訪朝映像

はやり今の時期は、日の出が遅く、夜寝てももう起きてしまうのかという感じ
で、何か寝足りない。今日は土曜日、いやー、爆睡をしてしまった。気持ちが
いいのだ。さて、昨夕何気に、朝鮮総聯映画社のエルファネットのサイトを見
てた。
中国の胡錦涛主席が北朝鮮を公式訪問したとき、朝鮮中央テレビが放送した映
像が配信されていた。ネタ的にはちょっと古いかもしれない。当然、日本のテ
レビならさわりだけを伝えて終わるのだろうが、今更ながらインターネットの
オンデマンド性は相手側が送り続ける以上、好きなだけ見られると言う利点で
あろうか。中国国際航空（AIRCHINA）の特別機から胡錦涛主席が下りてくると
同時に、金正日総書記が偉大なる亡きオヤジさんの肖像画が見つめる平壌順安
空港で待ち構え、朝鮮人民軍の栄誉礼を受けそのあと平壌市内中心部への移動
となるわけなのだが、その映像が興味深かった。つうか、度肝を抜かれたとい
うか。

カメラは「中国ナンバーワン」を乗せたメルセデスの前や横を一緒に走りなが
ら、平壌市内の映像を映し出してゆく。
あれほどの移動体からの撮影は今まで無かったのではないだろうか。
千里馬銅像、凱旋門（パリよりも３ｍ高いのが自慢らしい）、平壌テレビ塔、
平壌第一百貨店、歴史総合博物館、人民大学習堂、など等、いわゆる「平壌観
光コース」できっと目にするであろう映像なのである。ある意味では非常に貴
重な映像といってよいかもしれない。

黒塗りのメルセデスベンツリムジンにを囲うように、白バイ隊が１０台以上並
走するのだが、色々微妙にそのフォーメーションを変えているようで、まさに
「ゴレンジャー」って感じで戦隊ヒーロー物を見ているようで思わず笑ってし
まった。しかし、道中、沿道に延々、チマチョゴリを着た人が花を持って歓迎
しているようで、その数たるや尋常ではない。映像に映る女性は、皆不自然な
までに美人ばかり。
本当に延々ずーっと歓迎の花が振られている。
あれほどの人民を動かす交通手段や情報伝達手段は一体なんなのだろう。
あれだけの人だから、中には「用を足したい」方もいるだろう。、まず平壌市
内であれだけの人に対処出来る公衆トイレがあるとも考えにくいわけで。
閲兵式やマスゲームを見て多くの人がぶったまげるが、この熱烈歓迎も一見の
価値は充分にある。

歓迎を受けている胡錦涛さんの胸のうちとはいかなるものなのであろうか？こ
の映像から、北朝鮮が何よりも中国という国が兄貴分である、かつての朝鮮戦
争（彼らの言う祖国解放戦争）の同志であるという証、そして「アメリカ帝国
主義者から攻撃を受けたとしても中国には絶対に守ってもらいたい！それが如
実に伝わってくる。いや、彼らの良き、強い理解者はもはや中国しかないのだ
ろうか。

でも、今日本が、これからの未来においてこの２つの隣国とはうまくやってゆ
かなければならないという事だけは事実である。中国の核兵器についても軍事
力についても日本の脅威だし、北朝鮮に関してもしかり。
「胡錦涛・金正日両氏のびみょ〜なツーショット」
この２つの隣国が友好国である事を踏まえると、日本としても大変気がかりな
悩みの種になるという事はまぎれもない事実。ｍｉｘｉ日記のころからずーっ
と書き続けていますが、アメリカの大統領にも、北朝鮮の指導者にも顔の効く
胡錦涛さんの凄さというのを痛切に感じながら、本当に日本がどうあるべきか
という事をやはり真剣に考えなくてはいけない。

ただ、いまの中国、実は朝流ではなく、「韓流」ブームで、多くの中国の女性
が、韓国スターに黄色い歓声を送っている。韓国が好きだという若い女性が増
えているという事も、どうか、お忘れる事のないように。