「はやぶさ」小惑星イトカワ岩石採取

トレッカー(スタートレックファン)そしてガンダマー(機動戦士ガンダム
ァン)にしておきながら、恥ずかしながら、小惑星イトカワの存在も知らなか
ったし、日本の宇宙開発機構が2003年に探査機を打ち上げ、この小惑星
ら岩石のかけらを地球に持ち帰り太陽系誕生の謎を解明するというミッション
が行われているという事をあまりよく知らなかった。
とりうよりも、この前の中国の有人ロケット神舟6号の大成功で、日本の宇宙
技術が更に遅れてしまっている事を露呈されてしまった事に少し落ち込んでい
たというところです。
しかし、アメリNASAのアポロが月面から石を持ち帰った以来の地
球外天体からの物体の採取という事で、このミッションのニュースに興奮した。

一度、「はやぶさ」はイトカワに着地しながらも、遠隔制御等に関する問題も
あったのか、目的の岩石の採取はならなかったが、再度リトライし、岩石のか
けらを採取したそうだ。そのシーケンスはまさに繊細そのもの。
探査機から伸びる筒内に、金属球を発射し舞い上がった岩石を吸引しカプセル
におさめイトカワから地球に向けて再出発するというもの。2年後にオースト
ラリアの大地への帰還を目指すという。

私はアマチュア無線の電波を使って、ロシアのミールそして国際宇宙ステーシ
ョンのBBSにアクセスする「実験」を体験したが、これら移動体は低軌道で
あるためせいぜい東京から名古屋くらいの距離。(たしか?)
それでも、超高速で移動するためにドップラー効果(周波数変動)による悪影
響や、雑音、地上波の混信、こちらのPCの不調など色々な障壁に遭遇するが
3億キロもはなれたイトカワにいる「はやぶさ」にこれほど繊細なコマンドを
送るというテクノロジーは、まさに神業といってもいかしくはない、というよ
りかなまじか、こうした仕組みを知っている者にしてみれば、想像をはるかに
絶するものです。

日本が日本として出来る宇宙ミッションを成功させるという事の意義を自覚し
堂々と胸を張っていいとおもいましたね。
12月にはやぶさイトカワを発ち、2年後の地球帰還をめざします。

かつて旧日本陸軍の戦闘機の名称でもありましたが、「はやぶさ」は狙った獲
物を確実に獲るという習性に長けた鳥ということから名づけられたという事で
す。あっぱれ、はやぶさ!ってところですかね。