平湖(pinghu)ガス田問題

今週日曜日あたりから、日本のテレビ各局でも報じてましたが、
中国海事局が東シナ海ガス田拡張のため日中中間線より日本側の排他的
経済水域内まで海底パイプラインなどを設置するとして、「関係船舶以
外の船の航行を禁止する」という警報を出していた事に対し、日本政府
が中国に外交ルートを通して照会したところ、中国政府側から技術的な
問題があり、この警報を修正するという事で、とりあえずのところ、一
件落着したというところです。

参考に
中華人民共和国海事局のサイトは
http://www.msa.gov.cn/
で、問題の警報が発せられたページは
http://www.msa.gov.cn/Thgl/Hxtjgview.aspx?ID=489
となります。

内容を要約すると、
ガス田に周辺に、海底パイプライン、海底ケーブル等を敷設する事。
その際の作業船舶の名称。
航行禁止区域の緯度・経度。
航行に関しては、VHF船舶無線電話(チャンネル16と67)を受信
を遵守する事等が書かれているもので、いわゆる日本の
海上保安庁が発する航路警報とたいして変わらないものです。

特にこの文面から、日本に圧迫を加えるものでもなさそうなもので、
さすがの中国中央政府もこれには気づかなかったようです。

日本からの指摘で、中国側も誤りを認め排他的経済水域EEZ)の
中国側に修正すると通告してきましたので、これはこれで由とするべき
なにですが、平湖と何かと話題になってしまう天外天(tianwaitian)
のガス田とは繋がっている可能性がほぼ濃厚で、パイプラインが出来る
ストロー現象で一気にガスが吸われる可能性も出てくるので、まだま
だ、頭の痛い問題が払拭しきれずにあるのは事実です。

一番の理想は、日中共同開発なのですが。
なかなか現状を見ると上同士で、雰囲気的にそうでもないようで。
ちょっとした事で雰囲気は変わるのだけどなぁ。

まさに、「傷脳筋!」であります。