小泉氏中国軍事増強を懸念、しかし

文部科学省管轄の4年制大学ではないですが、まあ、一国の首相が卒業式で
祝辞を述べる大学はやっぱし防衛大学校だけなのでしょうね。

あえて、国名は名言しなかったものの、とかく不透明と言われる北朝鮮
中国の軍事増強が大変懸念されるという事を防衛大卒業式で述べたそうです。
詳しい事は、報道サイトでご覧になられればと思います。

そういえば前回出張時に、CCTV少儿頻道(子供向けチャンネル)でアメ
リカの無人偵察機について詳しく伝えていて、中国の航空工科大学の学生が、
ラジコン飛行機を改造してテレビカメラを積んで上空から動画を送る実験を
している様子を延々と伝えていました。
僕も、飛行機や無線通信工学に興味があるので興味深く見ていたのですが、
実のところ、この技術は中国軍事関係者が構築したい分野なのかもしれま
せん。
敢えて子供向けのチャンネルで扱っている意味も色々あるのだと思います。

一昔前までココムのため、対共産国家への軍事転用可能のハイテク機器
の輸出、持ち込み等が色々制限されていましたが、最近はだいぶ緩くなっ
たのかなという感じもします。前にも書きましたが、シンセンはずれの
エージェントオフィスの近くに「電子デパート」があったのですが、そう
ですね、秋葉原のラジオデパートと測定器ランドをくっ付けて凝縮した感
じで、国内外問わずハイテク電子機器やパーツが取り揃えてありました。
アメリカあたりからココム見直し論が出ているようですが、こういう現実
を見てしまうと正直意味はないのかなと思います。
だからなんでしょうか、私自身は今更ながらとついつい楽観視してしまう
のですけど。

中国に生産の多くを頼っている日本の現状を考えれば、紛争が勃発した
場合の経済的ダメージは計り知れないものになりますから、中国とてそ
れは十分に理解している事だと思います。だから、努々間違った方向に
には簡単にはいかないと思っています。それでも万が一の事が発生して
しまう可性全てが払拭されているわけではなく、念のため現状を見据え
ていく必要はあります。

もし最大の懸念を語るなら、今日もTBS・JNN系「報道特集」で
も扱ってましたが、北朝鮮金正日総書記の健康状態がよくないのでは
という臆測がでていて、もし万が一の事態が発生したばあい、あのよう
な独裁体制の国家ですから、難民問題や政情不安定も出てくる可能性が
あります。
もちろん国境地帯の問題も出てくるでしょうし。
その時の、地続きである中国の出方がどうなるのかを考慮したほうが、
セオリーのような気もするのです。

一方的なマスコミ情報だけで翻弄されてしまうと、かえって恐怖心の
ようなものしか残らないですから、是非皆さんには私なりのアンテナで
本音で書いているこのブログをご覧になって頂ければと思います。
常にニュースは裏から読む。これがモットーです。

正直、私は商売地区であり経済特区であるシンセンしか知りませんから、
いわゆる首都である北京に行って色々短い時間ながらも、考える事も
多いにあるように思います。もちろん、感じてきた事はこのブログを
通して書いてゆきたいと思います。