ユーラに告ぐ!

北京で行われた日朝政府間交渉。
多くの日本国民が、過去の互いの過ちを乗り越え現状から少しでも好転する事
を期待したであろう。
全ての会議は貴殿の指図のまま動き、拉致問題協議に至っては、脱北者を支援
した、貴殿と同じ同胞である朝鮮人関西大学教授李英和氏を共和国刑法違反による身柄引渡しまでも要求した。

拉致と救済をまったく同じ視点で見るあなたの良識の無さに、憤りを感じた。
もはや貴方には人間としての尊厳、神の愛のかけらもない。
まるでそれは、今までの人間の歴史の中における、生きとし生きるものの原罪の蓄積にも相当する事だ。李英和氏は貴方の要求する身柄引渡しに「光栄だ!」と言った。私もその彼の勇気ある言動に同調する事にしよう。

ユーラ、君ほど朝鮮民族はそこまで愚かな民では無い。
正義は必ず証明され、神は必ず非道に対する報酬を用意している事を忘れるな!
そして、それに背を向ける物には永遠の炎の罰が与えられるという事を。

しかし、私は切に願う、そして祈る。
真の平和がこの東アジアにもたらされん事を。

とにもいつか信じあい、手を取り合える日を。この眼で確認するまで死にきれるもんじゃない。