中国でゴールデンタイムの海外アニメ放映禁止

久しぶりのブログ投稿になります。
女子十二楽坊が7月末から来日し、「結成5周年記念コンサート」と称して
日本中で演奏活動し、さらにYAMADA電機で、AV機器メーカーのFU
NAIと協賛で、サイン会インストアライブを展開。どれも成功裡に終わり
ました。私も、NHKホールでのコンサートと、柏でのインストアライブに
顔を出し、メンバーの皆さんと久しぶりに握手もし、楽しいひと時を過ごし
ました。
こうした、日中間で文化的交流がなされているなか、ちょっと気になる
ニュースが配信されました。

中国政府は全国のテレビ局に対し、ゴールデンタイムにおける外国製アニメ
の放映禁止を通達し、CCTV(中国中央電視台)はじめ地方局全てが
これに従わなければならないという事です。
外国製といいつつも、ターゲットは実質的には日本製のようです。
中国では実は「ドラえもん」をはじめ「ドラゴンボール」「ちびまるこ」等
日本のアニメが大変人気あり毎日必ずどこかのチャンネルで日本のアニメを
見る事が出来ます。
しかし、中国政府は、「若者が日本の文化に感化される事を強く懸念する。」
という事で、こうした処置に踏み切ったという事です。

日本では、放送局は日本国政府の行政機関である総務省(かつては郵政省)
の許可により免許され、まあ、放送法だとかいろいろな規定事項はありま
すが、基本的に何を流すかは各放送局の裁量、或いは放送局業界団体の自主
規定で決められている事。政府が直接介入する事は日本国憲法のもとありえ
ない事です。この点が中国と日本での電波事情の決定的違いです。
携帯電話は外国人でも問題なく簡単な手続きで所有出来るのですが、、、、

もし、日本が、ゴールデンタイムに、中国の映画、音楽を放映しちゃだめ
となったらどうなるでしょうか?ゴールデンの音楽番組に女子十二楽坊
出演出来ないとか、中国の名作映画を放映出来ないというのと同じです。

中国政府がこうしたとしても、ビデオだとか、コミック本としてすでに浸
透しちゃっていますから、大した影響にはならない筈なのですが。
しかも、大都市部を中心に、日本のキャラをモチーフにしたコスプレイヤー
も増えています。

明らかに中国製のアニメが日本製のアニメに遠く及ばないという実情に、
ちょっとしたジェラシーにも似た感情によるものという見方が大方を占める
ようです。

日本のアニメが受け入れられるというのは、本当に文化交流の一環なんで
すが。女子十二楽坊も「ドラえもん」のテーマ曲を弾いてます。
素直に私は非常に残念な事だと思っています。
9月中旬に中国に行く予定ですが、とりあえず、テレビをチェックしてみたい
と思います。