NHKよCCTVから少し学べ

何かと私がヤリダマにあげる小泉さんですが、「NHKの局数が多過ぎる。縮
小しなければいけない」と述べ、NHKのチャンネル数の削減も含め検討する
よう指示したことを明らかにしました。」(TBSニュースより)
報道の自由表現の自由が明文化されその法律の下で運営される放送局。
国会で予算承認を受ける公共放送とて、その経営そのものに対して日本国首相
がああだこうだいうのもいかがなものか?(まあまあ)

>NHKはチャンネルが多い。
確かにチャンネルが多いが、CCTV(中国中央電視台)もその比じゃない。
ようは、NHKはあまりにも効率がわるいチャンネル配分をしているのだ。

CCTVが優れているところ。
チャンネルがしっかりジャンル別に分かれている。だから視聴者が見たい番組
は時間に左右されなくてもチャンネルを選択すればいい。朝っぱらドラマ
だって見られる。政府直轄放送局にして実は国からは1元も1角もお金をもら
っていない。すべてCM収入。だから気合が入っている。(ただし、政府すな
わち中国共産党の意向にそぐわない報道は出来ないという制限がある。)
英語、フランス語などの外国語のチャンネルもある。衛星と地上とにまたがる
が、チャンネルは実に多い!
中国では非CCTV地方局も色々チャンネルをしたがえている。
新聞、電視劇、体育健康、子供、総合というように。

NHKの場合、最近教育テレビのポリシーがぼやけ始めている。
外国語講座にはある程度充実したラインナップ
があるが、総合とそれほど変わらないラインナップにかわりつつある。
だったら、1つのチャンネルでいくつものプログラムを放送できる地デジに
集約してしまえばいい。

地方局も本当にあんなに必要かなあ?
実際は、一部でFM放送の地域放送、テレビでローカルニュースのみを
行っているに過ぎないし。あとは、取材拠点、受信料徴収としての機能
でしょ。
NHKがNHK内部で真剣にチャンネルを見なおそうという議論で盛り上が
るまえに、首相や総務大臣からああしろこうしろ言われて動くようでは本当
にこの放送局は改革されないでしょうね。